リスクとリターンの関係

投資と投機は違う。まずこの点をおさえましょう。リスクを抱えながら短期的なリターンを狙う投機に対して、投資のエッセンスは、「できるだけリスク要因を減らし、長期的な計画に基づいてあるべきリターンを考える」こと。投資は単なるお金儲けの手段ではなく、自分の人生にとって必要なお金を考える、という行為といえます。 「リスク」は本来[危険]という意味ですが、資産運用においては「リターン(収益)のブレ」外貨預金「リターン(収益)予想の不確実性」を意味しています。「リスク」の大きい商品とは、リターン(収益)が大きく、損失も大きく動くものということになります。ハイ、ミドル、ロー 攻めと守りのバランスを知るETF 投資というのは常に、リターンとリスクのバランスの上に成り立っています。そのバランス、大別すれば3種類。ローリスクでローリターン、ミドルリスクでミドルリターン、ハイリスクでハイリターン。大きなリターンを求めればその分リスクも大きくなる。これは投資に限ったことではないかもしれませんね。 投資の心配事 「預金と違って投資はリスクがあるから嫌だ」。以前、よく言われていた言葉です。しかし、なぜ運用が必要なのかでも紹介したように、預金にリスクがない、といえる時代ではありません。もちろん投資にはリスクは付き物です。元本を割り込むことも考慮しなければなりません。そこで考えたいのが、冒頭でも触れたように、「一体、自分にはどれくらいのお金が将来必要なのか?」。その目標(将来の楽しみと言い換えてもよいでしょう)を目指して、自分にあった投資方法をみつけることが第一歩です。 リスクを考慮しておけば リスクをただ怖がるのではなく、リスクにはどんなものがあるのかを知ることが重要です。怪我や生活習慣病の種類をきちんとわかっていれば、その予防を的確にできる。これと同じです。 例えば、「カントリーリスク」は、戦争や政治・財政的問題などからある国の経済力が弱まり、金利が下がるなど投資商品に影響し、外貨預金や外国債券に直接影響してきます。くりっく365 また、株式では「産業リスク」にも注意。これは、個別の企業の株価がその企業の価値で動くのではなく、業界全体の不安要素で大きく下落するもの。投資の際には、個別企業だけではなく業界、産業全体の情報にもアンテナを張らなければいけないことがわかります。資産運用 その他、物価高によってせっかくの利益が縮小してしまう「インフレリスク」など、様々なリスクがありますが、「リスクはあるんだ」という事前の認識があれば、的確な対策を講じられます。そこで、そのポイントを紹介していきます。